当院について
病院実績
当院では、365日間、早朝から夜間まで、機能訓練に加え、日常生活動作能力の向上、早期在宅復帰を目指した生活再建、「人間性の回復」のリハビリテーションを最も重要視しています。
在宅復帰のためには、日常生活動作能力の向上が欠かせません。日常生活動作とはADLとも呼ばれ、一般的には食事、排泄、更衣、入浴、整容動作が含まれます。この中でも在宅生活に最も必要とされるのは、「ごはんを食べること」と、「排泄を自分で行うこと」であり、当院ではこの2つの動作の回復に特に力を注いでリハビリテーションを行っております。
回復期リハビリテーション病棟の実績
回復期リハビリテーション病棟には、求められる多くの決まり事がありますが、当院では徹底したチーム医療と、的を絞った集中的なリハビリテーションの実践により、非常に高い実績を挙げることができています。
診療実績
在宅復帰率 | 77.3% (70%) |
リハビリ提供時間 | 7.61単位=152分 (2単位=40分) |
重症な患者さんの受け入れ割合 | 73.2% (30%) |
重症な患者さんの回復率 | 72.5% (30%) |
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在宅復帰率 | 77.3% (70%) |
リハビリ提供時間 | 7.61単位=152分 (2単位=40分) |
重症な患者さんの受け入れ割合 | 73.2% (30%) |
重症な患者さんの回復率 | 72.5% (30%) |
*()内は厚労省の定める条件
疾患受け入れ割合
脳血管疾患 | 59% | 運動器疾患 | 36% | 廃用症候群 | 5% |
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脳血管疾患 | 59% | 運動器疾患 | 36% | 廃用症候群 | 5% |
*()内は厚労省の定める条件
実績指数
回復期リハビリテーション病棟は2000年に新しく設置されて以来、現在全国にはおよそ1700病棟が存在しています。しかし同じ回復期リハビリテーション病棟であっても、リハビリスタッフの在籍数や、リハビリ実施時間、実施方法、病院としての方針などはそれぞれであり、全ての回復期リハビリテーション病棟が高いリハビリ効果をあげているというわけではありません。これに対して、2016年厚労省は、より質の高いリハビリを提供している回復期リハビリテーション病棟を評価する方法として「実績指数」というものが用いられることになりました。
実績指数とは、「入院から退院に至るまでの間にどれだけADLが改善したか」という点と、「在院日数が何日なのか」という点に着目し、これらを規定の式に入れることで算出されます。
当院実績指数
当院の回復期リハビリテーション病棟の実績指数 |
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37.17 |
厚労省はこの実績指数が27以上あると、「質の高いリハビリテーションを提供する病院」として認めることになりました。実績指数は、入院している期間が短いほど、また、ADLの改善度が大きいほど、高くなります。よって、この数値が高い病院ほど、より短期間でより効果の高いリハビリテーションを提供する病院であると言えるのです。
発症から入院までの期間(疾患別)
発症から入院までに要した期間は平均で30日となりました。疾患別患者では、運動器疾患が19.1日、廃用症候群が20.7日、脳血管疾患が38日となっています。
疾患別の平均在院日数
疾患別に入院日数をみると脳血管疾患が98.5日、運動器疾患が53.5日、廃用症候群が68.3日となっています。重症な患者さんが多いこともあり、平均在院日数は少し長くなっています。
FIM(運動項目・認知項目)評価点数での効果
FIM(運動項目・認知項目)評価点数での効果評価を入院時と退院時の変化で捉えると、入院時の平均が44.8点、退院時の平均が60.7点となっています。疾患ごとでは脳血管疾患が9.7点、運動器疾患が18.2点、廃用症候群が15.7点の改善が認められています。
年齢別入院状況
平均年齢は79.1歳となっています。
退院先
退院先では、在宅が65%、転院・転棟21%、老人保健施設10%となっています。
経口摂取状況
入院時に経口摂取が可能であった患者さんは60.3%、非経口摂取の患者さんは39.7%でした。医師を中心に言語聴覚士・看護師・歯科衛生士による摂食機能訓練に力を入れています。経口摂取回復促進加算の対象で経口摂取へ移行ができた患者さんはH25年は38.5%、H26年は35.6%、H27年は39%となっています。