新年度となり、今年も健康診断を受ける機会がやってきますね。
病気を予防する為に、まずは体の異常を早くに発見することが大切です。
そのためにも必要なのが、健康診断です。今回は健康診断についてお話します。
各健診項目でわかること
- 身体計測
身長と体重を測定してBMI(体格指数)を算出することにより、肥満や低体重の程度を判断します。腹囲は、メタボリックシンドロームに該当するかどうかを調べています。
- 血圧測定
血圧は、高血圧かどうかを調べるために測定します。高血圧は動脈硬化を進行、心臓の血管障害(心筋梗塞など)や脳の血管障害(脳梗塞や脳出血など)のリスクを高めるため重要な検査です。
- 血液検査
血液検査は、血液中に含まれている赤血球などの細胞や、蛋白質や糖質などの様々な物質成分を調べることで、体の中の異常や病気を発見することができます。貧血、糖尿病、脂質異常症、肝臓や腎臓の機能低下、痛風、感染症、がんなどの発見に役立ちます。
- 尿検査
尿に含まれる成分を調べることにより腎臓の異常や尿路の異常がわかります。「尿蛋白」は腎臓の異常、「尿糖」は糖尿病かどうか、「尿潜血」は尿路の異常を調べる検査です。
- 心電図検査
心臓が発する電気信号を検出し、「波形」化して心臓の機能に異常がないか調べます。
不整脈、心臓の肥大や心筋梗塞などがわかります。
いかがでしたか?検査結果を正しく理解し、健康維持につなげましょう。
どんな病気も早期発見が重要です。
検査部 野島