「丑」ってどんな意味?
「丑」は中国で生まれた漢字で、本来の意味は「からむ」という意味があり、芽が種子の中で伸びることができない状態を表してしるそうです。これを後に覚えやすくするために「牛」の意味が与えられました。
「牛」は古くから食牛や乳牛、耕牛と呼ばれ酪農や農業で人々を助ける存在として重要な生き物でした。大変な農業を地道に最後まで手伝ってくれる様子から丑年は「我慢(耐える)」や「発展の前振れ(芽が出る」を表す年になると言われています。
「丑年どんな年」?
実際に過去の丑年の出来事を振り返ってみましょう。
1961年には「NHK朝の連続テレビ小説放送開始」。
1973年の「オイルショック」では我慢の象徴のような年になりましたが、1985年にはファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズが発売」され大人気へと発展を遂げました。
1997年には「消費税が5%へ引き上げ」が大きな話題になったものの世界初となる量産型ハイブリッド車「トヨタ・プリウスが発売」されたことや、2009年には選挙による初めての「政権交代」や「裁判員制度が開始」するなど、今までにない新しいことが始まった年が多いのも特徴です。
2021年丑年は、いったいどんな年になるのでしょうか。災害などがなく、縁起の良い年になるでしょうか。
新型コロナウイルス蔓延で、まだまだ耐え忍ぶ年になるかもしれませんが、地道に突き進むことで新たな発展へと繋げる年にしていきたいですね。
医事課