新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置は、9月30日で解除になりましたが、感染の再拡大を防ぐためにも「三つの密」を避けて、「人と人との距離の確保」「マスクの着用」、「手洗い等の手指衛生」等の基本的な感染対策は続けていくようにしましょう。
日本感染症学会は今シーズンのインフルエンザの流行について大きな流行を起こす可能性もあると予測しています。
昨シーズンは、新型コロナの感染対策がインフルエンザの感染対策にも効果的であったと考えられています。
しかしアジア地域や、インドなどで夏に小さな流行が確認されています。こうした小さい
流行が繰り返され、ウイルスが保存され国境を越えて人の移動が再開されると、ウイルスが拡散されていく可能性があります。
日本では昨シーズンはインフルエンザの患者さんは、極めて少なかったので集団免疫が形成されていないと考えられます。こうした状況でウイルスが海外から持ち込まれると大きな流行を起こす可能性もあります。学会では積極的なワクチンの接種を推奨しています。
インフルエンザも重症化の危険性があります。脳炎になってしまうケースもあります。
新型コロナとインフルエンザの症状は似ています。インフルエンザのワクチンを打てる人は早めに打つようにしましょう。
検査部より