1月に入り、雪も降るような寒さを一段と感じるような季節になっております。
身体を温め、ほっこりしたいものですね。
身体を温める食材として、「生姜」が思い当たると思います。
この生姜は、実は漢方薬にもよく使用されています。
身体を温めることで、血液の循環がよくなります。
そのため、患部にエネルギやホルモン、酵素、免疫物質などが行き届きやすくなります。
また、生姜は漢方の考えで精神的・気持ちの上でも、気の巡りをよくすると考えられています。
先人の知恵で身体を温めることは病気の治癒につながると直感的にわかっていたのだと思います。
生姜は現在使われている漢方薬の中で47種類以上に使用されています。
それだけ、生姜は漢方薬の中で大事な存在です。
漢方薬で使われる生姜は「小生姜(ショウショウガ)」という種類のもので、辛み成分ギンゲロールが多く含まれているものになります。
このギンゲロールが身体を温める成分の一つになっています。
食用で使用されている生姜は「大生姜(おおしょうが)」といい甘味の多い種類になります。
大生姜にも身体を温める成分は入っていますから、この寒い時期はお鍋などにも生姜を入れながら、身体を温めるといいかもしれません。
生姜を食べて、身体を内側からも温めて、寒い冬を乗り越えていきましょう!
薬剤部