スプーンは、“食べる力”を育む大切なツールです。発達段階に応じた選び方で、お子さんの食事摂取を助ける道具です。
作業療法士は、子どもの発達段階に応じて「自助具」を選び、発達を促進します。「Qスプーン」はその一例で、T字型シリコングリップをスプーンに装着することで、小さな手でも正しく握り、不要な握り込み(5本指で握りこむ)を防ぎ、親指・人差し指・中指を使う正しい運動を促します。
スプーン操作の発達は、以下の順序で進みます:
- 上手持ち:肩・肘を使った粗大動作。
- 下手持ち:前腕・手首の動き。視覚・操作の調整が必要
- 三点持ち:手首と手指の巧緻運動。細かな動きができるようになる。
三点持ちや親指・人差し指・中指を正しく使用できるようになることで、書字の際に必要な細かな指先の動作へも繋がっていきます。
今回ご紹介したスプーンは、発達を支える観点から選んだものです。
子どもが“自分でできた!”と感じる体験を、発達段階に応じた適切な道具選びでサポートしていければと思います。
リハビリテーション部